大切な人の記念日に「ドキュメンタリー映画の主人公」という スペシャルなプレゼントを!
今回は、50歳の節目に『Lifeドキュメンタリー』で個性的な作品を作った藤田ゆかりさんにお話をお伺いしました。
●作品を作ったきっかけを教えて下さい。
───ちょうど50歳を迎えるときに、友人たちからのプレゼントとして、『Lifeドキュメンタリー』で作品を撮ることになりました。そもそも私は、動画に撮られることが苦手なのですが、反面、「自分が主人公になる」ということに対しては憧れの気持ちがあったんです。好きな映画とかドラマのキャストに憧れる、そうしたシンプルな気持ちです。
もうひとつ、ワンダフルワールドのウェブサイトを見たときに、そのプロモーション動画がとても素敵で、自分が主人公になることを想像してちょっとドキドキしたと言うか、ソワソワしたと言うか……。
●ヌーベルバーグ時代の映画のような個性的な作品に仕上がりました。
───『Lifeドキュメンタリー』は基本的に、ある程度決まったフォーマットに沿って撮影し、編集されるのですが、私の場合「どうせ作ってもらうなら、自分らしくユニークな作品にしたい」という想いがありました。そこで希望をお伝えして、完全なドキュメンタリー作品ではなく、詩的で空想的な要素を含んだ作品を作ることになりました。
打ち合わせの後、監督から提案されたのが、「ドキュメント要素が半分、創作要素が半分」というものでした。私の人生で大事なキーワードをいくつか選び、例えば「仕事」「旅」といったキーワードから、「これまでの人生の想い出と、今の生き方」を紡いで作品にするという方法です。「作風をヌーベルバーグみたいな実験的な雰囲気にしてはどうか」という提案には私もノリノリで、「ぜひ、その方向で!」と、当初に抱いていた不安はすっかりなくなっていました。
●撮影準備はどのように進めていきましたか?
───まずはキーワード選びから。「人生で大切なキーワードを5つほど出してほしい」と言われて、私は、「入浴」「仕事」「旅」「ワイン」「魚卵(笑)」を選びました。それぞれのワードごとに、こだわりや思い出話などといったインタビューを受けて、それをもとに監督が構成案を作ります。その後、ストーリーに沿って撮影場所などを決めていきました。ドキュメント要素の強いシーンは自宅や仕事場など、空想的で詩的なシーンは海岸など、シーンに合わせて考えていきます。こちらの要望に対して、面白いアイデアをいくつも出してもらって楽しかったです。映像とともに流れる音楽も、私の趣味を程よく反映してもらいました。
●撮影の想い出を教えて下さい。
───丸二日の撮影で、お芝居要素もあり、楽しい半面、難しさも感じました。ただ歩くだけのシーンでも緊張して、目は泳ぐし、声はうまく出ないし。特に海岸の撮影は風も強くて大変でした。ところが不思議なもので、慣れてくると「次のシーンではこうやって演技してみよう」なんて欲が出てきて、自分自身が盛り上がっていく感じで楽しかったです。
それから、愛犬のミミタや大切な仲間たちに参加してもらったのも良い想い出です。一緒にシーンを作り上げていきながら、「周りの人たちがいて、自分の人生は彩っていたんだ」と実感しました。
●完成した作品を観た感想を教えて下さい。
───50歳のスペシャルな誕生会を友人たちが企画してくれて、そこで私も初めて鑑賞しました。作品を観た仲間たちも大盛りあがりで、こうした素敵なプレゼントをしてくれた仲間に感謝の気持でいっぱいです。作品はその後、自宅に遊びに来た友人たちと何度も見て、お互いの登場シーンで笑っています。
完成された作品には、お芝居をしたシーンも多分にありますが、ふとした瞬間の素の表情を切り取ってくれていて、「今の等身大の私」を十分に感じられます。「私って、こんな表情で笑うんだ」と改めて気づくなど、発見も多かったです。50年の人生が愛おしく思え、「今のままの生き方でいい」と背中を押された気持ちになりました。
●どんな方におすすめしたいですか?
───『Lifeドキュメンタリー』はやはり、節目の記念日のプレゼントに最高だと思います。今はスマホで簡単に動画が撮れる時代ですけど、プロの方が構成を考えてくれて、美しい映像でまとめてくれる作品は特別です。ぜひ今度は、私の大切な友人へのプレゼントとして、さらに私自身も、また何年後かに別の作品を撮ってもらいたいと思っています。
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